KRSと同じ敷地内にあるリマンドホーム。
裁判中の滞在場所としての意味合いも持つリマンドホーム。
そこの子どもらはほとんどが俺よりもはるかにガタイのええやつらで
ぱっと見たところ、子どもかどうかは定かじゃない。
けど、昨年末よりリマンドにいるマタラ君5歳。
こいつも俺よりガタイがいい。なんてことは全くない。まだ5歳だもの。
なぜリマンドにいるかは聞くん忘れた。
というか5歳相手にそんなこと聞けん、なんか精神的なもんに触れたら怖いから。
このリマンドホームもここに来た経緯はほんまそれぞれ。だからこそまだ聞けてない。
けど近いうちに同僚に聞いてみよ。
そのマタラだが、
最近は俺の暇つぶし係というか、俺が彼の暇つぶし係というか。
おそらく正解は両者。
まわりのリマンドボーイズは
彼が5人合体してもまだ及ばないほどのでかさであり、
そのボーイズらはやはり同い年くらいのやつらとよくつるむもんで、結構暇を持て余してるマタラ。
他のリマンドボーイズと違いあまりにも小さいので逃げる心配もなく、
常にそこら辺をうろついてもいいマタラ。
結果、暇なマタラ。
何かと暇そうにしてる俺を見つけては、ボール片手に俺を呼ぶマタラ。
暇じゃなくても授業時以外ならすぐに行く俺。
そして無駄口叩きながらサッカーして遊ぶわけです。
極稀に追いかけっこも。
そんな無邪気なマタラを可愛がっているのは、もちろん俺だけじゃなく
学校の同僚たち、リマンドボーイズ、そしてリハブ(更生学校)ボーイズ。
特にリハブボーイズが見せる、お兄さんの姿にはもう満足。
ケニア人の兄弟感覚ってのは素晴らしいもんだと。
マタラがそのうちここを出てくのはさみしいが、
それまでずっと愛嬌ふりまいて、ボーイズたちと言葉を超えたものを与え合っていってほしい。
Tutaonana baadaye.
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