2010-07-28

大家族

この間のスラムで出会った貧しくとも大家族のファミリー
家族全員で11人(両親と7人の子どもたち、そして2人の長女の子どもたち)

なぜ、貧しいのにもかかわらず、大家族なのか
昨日の授業でもその話になり、改めて自分の中で考えてみた。

様々な理由(あくまでも自分がこれまでにフィリピンやケニアでのこの短い期間に聞いた感じた話)からいきついた自分なりの考察というか、理由の羅列。


貧しい人々はしっかりとした教育を受けることが出来ず、家計についてや避妊に関する知識をよく知らない、深くあまり考えない傾向にあるということに加え、
ほとんどがクリスチャンであり、キリストの教えにより、避妊・中絶は人が人の数を制限するという意味から神と同じ立場になることから、タブーとされている。

コンドームなどの避妊具も市販されているが無料ではないため、手に入れる機会がすくなく、さらに決まった仕事もない状態だと夫婦でともに過ごす時間が長くなり、子だくさんになる背景の一つでもあると思う。

それから、子どもをたくさん持つことで、彼らが大きくなったときに自分たちを、つまり子どもらが両親を家計を支えてくれる・助けてくれると考えることもある。

また、家族が多いということでその分幸せを感じることが出来るという考えもあるようだ。
確かに子どもの笑顔に救われることも多いのだろう。家族・人のつながりの強さも関係しているような気がする。

これらの理由から、子どもがたくさんいる家庭が多いというのもわからなくもない。
しかしそれにより、子どもたちも全員がまともに教育をうけることが出来るわけでなく、そして大きくなり、同じことの繰り返しになってしまっているんじゃないか。

いくら考えても今の自分には何が出来るわけでもなく、ただ自分なりに考えて自己満足しているだけにすぎない。
ただ、こうして考えてみたことが、この先に待ち受ける日々で何かに変化するんじゃないかと思いつつ、もやもや。

ただ、毎日の刺激に慣れ過ぎないように、しょーもないことでも常に何かを感じていこう。




Tutaonana baadaye.

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