「神が決めたんだ。」
今日の朝、いつもと職員室の雰囲気が違う、そこで知らされたのは
ボーイズの一人、セドリックが今朝亡くなったということ。
彼はサッカークラブに選抜されたメンバーのひとりでもあり。
体育では人一倍はしゃぐが、全体的に控え目な生徒だった。
ここ数日体育の授業は見学し、どう見ても元気がなかった彼。
病院に行って薬をもらってたが、昨晩11時ごろ急に容体が悪化し、病院に搬送され
そして、明朝4時ごろに
血を吐き、呼吸も次第に弱っていき、息をひきとったそうだ。
彼の死を聞き、何とも言えない気持ちがこみあげ、校舎裏で泣いた。
教え子というかケニアでの友達の一人が死んでしまった。
ふと思い出す、彼のはにかみ笑顔と俺におもっきし怒られての半べそ顔
そして、「ムワリム~!」と呼ぶ声。
彼の死を知り、各々の責任と今後の課題を話し合う同僚たち。
セドリックの写真を持ってきてと頼む同僚たち。
彼の死を知り、泣きじゃくったり、呆然とするボーイズたち。
この光景を見て、いかに彼が皆から好かれていたかということに気づき、また涙がこみ上げる。
けど、泣いてばっかりもいられない。辛いのは皆同じ。
今の沈んだボーイズの支えになることが今の課題。
とにかく彼の冥福を祈る。
同僚「死は人生にとって避けられないもの。明日は俺かお前かもしれない。
神が決めたんだ。彼のことを祈り、今日も頑張ろう。」
ボーイズ「セドリックは死んじゃったけど、それは神が決めたこと。
これからは神がセドリックを守ってくれるから、それに祈ろう。」
Rest in peace, Cedrick.
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