2011-01-16

病み上がりの日本人と陽気なケニア人

病気から復活してすぐ、健康ってのがうれし過ぎて
帰宅途中の夕方の町を歩き回る。

そして、いつもの無駄口仲間兼仲良しケニア人たちに挨拶に。

まずは、スーパーの店員たち
「お前どこに隠れててん!?てか、クチビルどうした?病気か!?」と
俺のかっさかさでかさぶたのある唇を見て、彼らは言う。

昨日まで病気やってさー、けど治ったから挨拶に来てん。さしぶりやな!!
と返事を返し、しばしレジ周辺でおしゃべりを楽しむ。
(相手の店員たちはもちろん勤務中であるが関係ない)

そして去り際に彼らが
「ま、お前はそんな病気では死なんよ、気にすんな。
けど、無理はするなよー。」と

そんな彼らの言葉に対し、俺は
「おう、ありがとう。死なねぇよ。まだ結婚してねぇからな!!」
と思いつくまま返す。

実際そこまで俺は結婚したいのか、相手すらいないのに。
結婚というものに憧れ過ぎているのではないかと自分で自分が心配になる。

しかし、おかげで店員たちは大爆笑。
一部の店員はレジ打つのもやめている状況である。

せっかく大爆笑をいただいたのだが、
自分の発した言葉が徐々に羞恥心を与えてきたので、
そそくさとその場を後にした。


その後はその足で
俺をジーザス扱いするケニア人たちの元へ

彼らも相変わらずであった。

すると知らんおっさんが来て、急に
「俺は横浜のクマモト大学で勉強した。」と自慢げに言う。

ちなみにスワヒリ語でクマモトとはクマ(pussy)モト(hot, fire)という意味であり、
単なる下ネタである。

少し日本の地名を知っているからと言って、
それをふざけて言ってくるケニア人がちらほらいるのだが、
今回はあえてその下ネタは無視し
「横浜に熊本大学はねぇよ。熊本大学は熊本県にある、覚えとけ!!」
と言ってみたが

「まじか!?クマモト県なんてあるんか?」と懲りずに続けるおっさん

「あぁ、ここだけの話クマモト市もあるぞ!!」と半ばあきらめる俺。

「うぉーい」おっさん唸る

せっかくの仲良しケニアンとの会話を知らないおっさんに邪魔されたわけだが、
さっさとおっさんを巻いて、帰宅。


病み上がりのせいか、妙に疲れた気がした帰り道。
だけど、お気に入りの帰り道。




Tutaonana baadaye.

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