2011-03-31

お~い、ムズング~

と呼びかけてくるお隣さんの末っ子の男の子
まだ、THIS IS ITを見るには幼すぎる2歳くらいのガキンチョ。

ついさっき、
俺がブログ必死で書いてると
「お~い、ムズング~!ムズング~!!」と可愛い声。

「な~に~」と可愛くもない声で答え、
玄関に行ってみると、

「チョコレートー、チョコレートー!」とそのガキンチョ。


俺のほうが君の何千倍もチョコレート欲しいわ!!
おかんにねだってくれ、俺にねだるな!!

と思ってたら、おねだりしてたのがおかんにばれて
その子怒られる。


洗濯バサミ投げてくるけど、あのおかんもしっかり教育しとるな。
と思いつつ
このことを一応記録としてブログにとどめておく。




Tutaonana baadaye.

カレンジンより50ksh

鍬振り、明日で全て終えれそうです!!
今日もボーイズと同僚大活躍!!
同僚が「まっすぐ掘れる目印になる長いひも付き道具」を貸してくれました。


本題は学校の帰り道にて
明日のパン買いにスーパーへ

スーパーの店員たちもだが、警備員ともしょっちゅう絡まずにスーパーを去ることができないほどの顔見知りであり、
一応仲良しということにしておく。というか仲良しである。

見かけない日はちょっと切なくなったりもする。


その警備員に50ksh(約50円)を先週貸したが、返してくんない。
明日は返してくれるらしいので、明日も行ってみるか、おしゃべり目的で。

そしてその警備員だが、しきりに
俺にカレンジン(ケニアの数ある部族のうちのひとつ)の女性と結婚しろと勧めてくれる。

「カレンジン女性より先に50ksh持ってこいよ~」と念を押しておく。

月末で金欠のカンサイジンである俺にとってほんまにカレンジンより50ksh。

けど、もしカレンジンと結婚したら、
ご祝儀として50ksh持ってくるやろな!

そんときは笑顔で肩パンチをみまってやろう。




Tutaonana baadaye.

2011-03-30

石崎

うちの生徒に石崎と言う名のやつはもちろんいない。
ただ、石崎みたいなやつは2人もいる。


本日、火曜日
サッカー部チームAの練習日。

ゴミ拾い→ウォームアップ→パス練→ドリ練→シュー練
と来て
最後のヘディング練習の時


あまりにもボールの位置確認しすぎて、顔面でヘディングするレイガン。

それ見て爆笑してたオニャンゴも結局ボール見すぎて、顔面でヘディング。

顔面猛打に関わらず、恥ずかしそうにはにかむ彼ら。
相当タフである。

そんな彼らはまさに石崎。(キャプテン翼参照)
もちろんみんな爆笑だが、彼らのガッツは認める。
笑ってごめんな。

もう、ボールに対する恐れがかなり少なくなったチームAのボーイズ。
その進歩は大きい。


来る4月11日、
大人だらけのJOCVチームに一矢報いてやろうぜ!!




Tutaonana baadaye.

2011-03-29

鍬振り日和

雨季到来かと思いきや、
降らん日もあったり、よくわからん今の時期
本日もよいお天気でした。

ということは絶好のグラウンド線ひき日和
朝からひたすら鍬振って腰振って鍬振って。ま、腰は振る必要なし

やっとグラウンドの半分以上の線ひきが終わるが、
まだまだ、残りを終わらすのに何振り必要かはわからない。

是非とも3振り半で終わらしたい。


そのころボーイズはテストに必死。
本日から明日までテスト期間。
頑張っていいスコアを取ってほしいと
ケニアの学生にとって一生涯テストのない体育授業担当教員の俺が必死に願う。

休憩時間に休まず、鍬振りを手伝ってくれるボーイズに
「テストどないな感じ?てか、せっかくの休み時間遊べよ!」と聞くと
「目指せ100点やで!」と少し間をおいての返事。

誰だって大概目指せ100点やろ、とか思いつつも、手伝い感謝の意とテスト頑張れの意を込めて
ありがとう。


今日でかなり線ひきが進んだのだが、
それもこれもお手伝いボーイズの増加と思いもよらない同僚のお手伝いのおかげ。

「おー、今日もやってんなYuhei!」
テスト期間でほんとに仕事激減の同僚が、暇を持てあましたのか鍬を振る。
理由はどーでもいい、自分から手を差し伸べてくれたことにただ感謝。

ボーイズはもちろんだが、同僚たちもJOCVたちの来校が楽しみなようである。



さて、
金曜日の午前には線ひき終わらせたいんで、明日も気合い入れて鍬振ろっと。

しかし、月曜からずっと背筋筋肉痛。
手のひらのマメはもう痛くもなんともない。

マメはさらにマメをつくって治すというか、自分の意識感覚をごまかす。(一昨日学ぶ)
筋肉痛はさらに体をいじめて治すというか、自分の意識感覚をごまかす。(大学で学ぶ)
二日酔いは気にせず飲み直し治すというか、自分の意識感覚をごまかす。(フィリピンで学ぶ)


慣れない作業のせいか昨日今日と昼飯後の睡魔が半端ない。
耐えきれず、木陰にも入らず炎天下で昼寝。

そして、汗だくになって起きると
グラウンドで鍬振るボーイズたち。

素敵♪

他教科のテストではどーなるかわからないが、
俺からは100点をあげたいと思う。

昼寝してしまった自分自身には40点。
欠点ぎりぎり、しかも自分に甘い。どーしたもんか。。





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2011-03-27

お隣りさん

お隣に住む普通のご家族

そこの息子とは
一度マイケルジャクソン「THIS IS IT」を一緒に見た仲

そこの娘とは
鉛筆買うということで5kshをあげた仲

彼らの両親とは
挨拶をふつうに交わし合う仲

というごく普通のご近所さん。


昨晩、
ベランダに続くドアがカツンカツンと鳴る。

人のノックオンではない
虫がぶつかってきた音でもない
何か固めのもんがぶつかってきたような音
かといって、夜に誰かにモノを投げられるような事をした覚えもない


気になり過ぎて
窓からのぞくと手招きする隣のおかん…なんで?

ベランダでたら、
地面に転がるMy洗濯バサミ数個…なんで?

いらっとしながらも抑えて「どしたん?」と聞くと、
「新しく買ったマットレス、まだ使わんからあんたのとこに置いとかして」
とのこと

もちろん答えはイエス。
どーせ、リビングに冷蔵庫以外なんもないし。

そして、会話の最後に
洗濯バサミ拾いながら、「投げんといてやー。」言うたら、

彼女の返事は「おー。」
そうだったみたいな顔で「おー。」

いらっとしながらもマットレス預かる。
そして、にしてもええマットレスやなーとか見つめてる間に
こんなんで寝てみたいなーと思ってる間に
おいくらするのかなーとか考えてる間に

もうイライラはどっかいってる。
なんで?



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2011-03-26

グラウンド整備

この週末はお当番
またもや休日返上で、子どもらと遊び倒す。

といいたいとこだが、
来月の試合に向けてグラウンド整備。

うちの良く言えば芝グラウンド
白線なんてものはない。

グラウンドにひもまっすぐ引っ張って、
それを目印に鍬で土掘り起こし線をかく。

予想以上にしんどいこの作業。
はじめて10分程度でマメできて、その後30秒でめくれる。

痛いけど、休まない。
ボーイズも一緒にやってるし、グラウンドを使うのは俺達。

使うやつが整える。
それをわかりだしたボーイズもちらほら。
しかし、グラウンド掘り起こしてるそばで遊んでるやつらもいるけど、
そいつらが自身で気づくまで放置。

気づけたやつが、そいつらに呼び掛けるのはよし!!
仲間同士の意識づけ。俗に言うピアプレッシャー。

それを
楽しく見れる環境がもっと増えますように。


あー、手めっちゃ痛い。




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2011-03-25

ワンタッチ王座奪取

本日は毎週木曜のゲストが来るまでの間
ボーイズとひたすらワンタッチ。

元エースオブヤが去って空位となっていた王座をかけ
一番勝ち星を稼いだやつが王者!

もちろん、俺も参戦。
あのタイトルほど欲しいものはない。

ちなみにだが、
最近地味に流行っている携帯ゲームで
俺は隊員間のみならず、ケニア国内で1位である。

といってもそのゲームをしてるのはケニアで25人程度。


話がそれたが、
雨季に突入したにもかかわらず、一日中快晴の今日。

見事に王座に君臨しました。しかも無敗。一切手を抜かず。(中学生程度のガキンチョに負けてたまるか)
今回は長期政権が見込めそう。

いっそ残りの任期、防衛に防衛を重ね、帰るときに
グラウンドの一番でっかい木の幹に俺の肖像画を勝手に張り付けてやろうか。

最近はブームが去った
関節技のみのプロレス王座も未だ俺が保持したまま。


3冠めざして、明日もボーイズと戯れます!





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2011-03-23

グラップラー キバキ

好きなマンガのひとつ
「グラップラー刃牙(バキ)」

高校時代からバキの名シーンや名台詞でよく笑ったのを思い出す。
花山、ドイル、ガイア、ピクルがなぜか好き。

完全に話がそれた。。
今日はケニア現大統領のキバキの話。


前回副大統領のカロンゾ氏が
我らがKRSのグラウンドを駐車場兼ヘリコプターの発着所に使ったのは有名な話。

そして、今回はキバキさんが
我らがKRSのグラウンドを駐車場兼飛行機の発着所として使用するということで、

体育出来ず、しまいには飛行機のためにサッカーゴールを一つひっこ抜くという新たな仕事をすることに!

うちのグラウンドに飛行機が止まれるかどうか不安に思いつつ、
キバキとすれ違えるのをワクワクしていたら

案の定、飛行機は別の場所に止まることに。キバキドタキャン
しかし、KRSのグラウンドが駐車場として機能していることに変わりはない。


もちろんキバキには会えず、
今日は授業が一切なく、ボーイズや同僚とひたすら話しただけ。

明日は体育もできるし、とにかくゴールをもっかい設置せなあかん。

来月のJOCVとの交流試合に向け、ヒートアップしてきたボーイズのため、
一緒に重労働すっかな!!




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2011-03-22

マヒンディ畑でつかまえて

本日は授業の合間をぬって
STD4のボーイズと同僚とマヒンディ(メイズ)の種まき。

ボーイズがせっせと鍬で掘った穴にマヒンディの種子を2つずつ投げ込む俺。
労働量は明らかに彼らのほうが多い。

農作業のことは皆無に等しいほど知らない俺と
とてもよく知っているボーイズ。

やっぱり、生活能力ははるかに彼らのほうが上。

不謹慎かもしれんけど、今回の地震のように
地球全体で何か災害が起こって、物もお金も役に立たんくなったときに、
少しでも長く生き残れるんは先進国の人たちじゃなく彼らのような気がする。


マヒンディ早く実がなるといいな!
と言いながら一人でトトロのワンシーンを再現。

ボーイズに説明してもポカン。

「実が出来たら最高のギゼリ食おな、Yuheiが種蒔いたからよく熟したんができるはずやし。」
とボーイズ

可愛すぎます。


3カ月ほどでかなり大きくなるということなので、
ボーイズと共に成長を見守りたいと思います。

そしてその3カ月の間に
ボーイズの成長も見守りつつ、自身も成長できるように。




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2011-03-17

チャリティマッチ

先週末、日曜日
またしても、ナイロビでサッカー!

週末当番が無い週末はたいがいナイロビにサッカーをしに行ってる気がする。

ユース対象にしたエイズ対策や女性の地位向上などの活動を行うNGOとのチャリティマッチ
日本人ケニアサッカー部の面々でそのNGOのケニア人チームとガチンコ対決!!

しかし、人生でほぼ無経験の45分ハーフの試合。
ポジションもトップ下という重役。

45分という時間の感覚がわからず、体力のなさもあいまって
後半終了10分前くらいに両足をつる。

結果は3-2で見事勝利。
最近の負け続きをふきとばした。

前半に1点先取後、追いつかれ
後半3-1まで引き離したが、3-2になった瞬間にメンタルの弱さ発揮!
自身の体力も尽きかけ足も止まっていたので、一瞬で弱気になる。。

勝って気分は上々だが、課題は山ほどあった試合だった。

その後ひとりあたり500Kshを寄付し、会場を後に。
向こうのスタッフもよい雰囲気の人であったし、
試合をとおして交流できたこともあってか、いつも以上に募金に対しての意欲が高まった。

彼らと今後もう一度とかじゃなく何度か試合を通してもっと交流していきたいと思わされる素敵な試合。


チャリティ等に関して
日本の被災に対しては何もできずにいるが、
今この気持ちを忘れずに、自身の活動をこなしていこうと思う。




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2011-03-15

テテメコラアルスィ

tetemeko la arthi(地球の揺れ)
スワヒリ語で地震という言葉。

日本での大震災のニュースは
ケニアの新聞でも大きく取り扱われている。

津波がケニアの湾岸にも及ぶということもあるが、
今回の地震の規模が史上類を見ないものであったことと
被害の規模もこれまた日本史上最大ということ。
世界各国がそれに関して支援や興味を示していることからでもある。

実家は大阪なのだが、幸い家族は無事であったこと、
声を聞けたこと、直接日本の現状を日本に住む家族から聞けたことで
実感というかことの壮絶さ重要さがさらに湧いてきた。

といっても
今ケニアにいて、毎日ニュースをチェックすること
被害の拡大が起きないことを祈ることしかできず、悶々。


復興にもおそらくかなりの時間がかかるようで、
まだ、寒いこの時期を何もない状況の中で、人々が耐え一人でも多くの人が生き延びてくれることを
ただただ祈りたいと思う。


先程も申し上げたが、ケニアでも日本の地震・津波のニュースは広まっている。
そして配属先で同僚、町でそこらのケニア人たちが気にかけ、心配し声をかけてくれている。


そういった彼らの気持ちもケニアから日本に届きますように。
そして、紙面やテレビからだけでなく、自身の口からも彼らにしっかり日本の状況を伝えよう。

一緒に何かをしようってわけじゃないけど、
遠く離れた日本のニュースに興味を持って、心配してくれてるのに
「心配してくれてありがとう。」の言葉だけでは足らないから。

2011-03-12

ばあちゃんとおかん

昨日、一昨日と知らん番号から2件の不在着信。
かけなおすとばぁちゃんとおかんだった。

と言っても俺のばぁちゃん、おかんではない。
今週頭にリリースされたボーイズのばぁちゃんとおかんから。

「もしもし?Yuhei?私はケネディのおばあちゃんで、うちの子無事に帰ってきたわ。
楽しんでたみたいで、あなたによろしくって。本当にありがとうね。」

「Yuhei!もしもし?ウィルソンが無事帰ってきたから伝えようと思って。
お世話になりました。ありがとう、いつか遊びに来てやってね。」

こちらこそいっぱい関われて楽しかったです。素敵な時間をありがとう。彼によろしく伝えといてくださいね。

それぞれ1分ほどの会話時間。
ボーイズ本人からの電話もかなり嬉しいけど、
これはこれで相当嬉しい。

けど、わざわざボーイズの家族が電話かけてきてくれるくらいのことを
俺はできてるんかな。




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2011-03-11

最近ボーイズがサッカーしよ、サッカーしよといつも以上に騒ぐ。

チーム決めて試合せぇよ。と言うと
「試合ちゃうねん、練習がしたいねん。」と返すボーイズ。

クラブの練習日は火曜と金曜
それ以外の日は、クラブメンバーの生徒らにもグラウンドが使えるように
練習はあえてしないようにている。

サッカーの試合するもよし、駆け回るもよし、ワンタッチしてもよし。

こないだの週末当番でも
「練習しよ、練習!」と騒ぐメンバーたち。
彼らの自発的な欲に感動と感謝しつつも、あえてコーチングはしなかった。

練習するんなら、自主練してみ。これまでやった練習思い出してさ。
そう伝えると、勝手にメンバー集めて練習しだす彼ら。

彼らの気分が乗ってるうちに、さらに欲をかきたてよう。
ふと、俺も彼らに欲をかきたてられていることに気づく。

これまでもこれからも
彼らあってのものがほとんどやろし、彼らに生かされていくんやろな。
感謝感謝。



Tutaonana baadaye.

2011-03-09

スポーツ大会 in ニャフルル

先週土曜日は同期の任地ニャフルルの小学校にて
同期の主宰するスポーツイベント!

STD6~STD8の学年の生徒たちによる
バレーボールとサッカーのトーナメント式大会。

俺はサッカー側を担当。
ということで、審判したり、子どもらと喋ったり。

そこで感じたことは、
このケニアで男子生徒と話すことに完全に慣れており、
女子生徒とどう話すかに戸惑うということ。

次第に慣れ、話してみると
男子生徒も女子生徒もやっぱり子ども、とてつもなくかわいい!


そしてサッカーの試合のほうはというと、
最後まで勝ち残ったSTD8のチームと
JOCV&学校の先生たちの混合チームでエキシビジョンマッチ。

その試合中に途中ハプニングあり、
試合中断したものの、その時点で2-0で負けてました。。

最近負け続きやー。今週末のナイロビでの試合はもう負けへんぞ!


そのイベントの最後は
表彰式とJOCVと生徒らがお互いにダンスを披露。

俺らがおどった曲は、
ヨサコイソーランとUFO(ピンクレディー)
なぜその選曲かは聞かないでいただきたい。

上々の反応だったが、
生徒らの披露してくれたダンスは俺らのそれをはるかに凌ぐものだった。
愛らしくもキレのあるダンス。

子どもの時点で、我々日本人と腰の使いっぷりが天と地の差。。
お見事です。

次回、ニャフルルを訪れる際に
お返しにファイヤーダンスを披露しよう。
それをきっかけに、人の任地でのジャグリング巡業を勝手ながら始めようと思う。


朝から、夕方まで動き、喋りまわった一日。
とても素敵な思い出が出来た一日。

やっぱ人の任地をめぐってみるのもおもしろい。
次はどの街に行こうかな。





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2011-03-08

水シャワー

最近、電気ポットで湯を沸かすのが煩わしくなって
お湯浴びをしなくなった。

よって、
毎日ではないが、朝もしくは晩に水シャワー。

朝の水シャワーはすさまじく水が冷たい。
夜の水シャワーは朝の水シャワーの8割くらいの水の冷たさ。

ようするに
どちらも相当冷たく、寒い。


朝晩冷え込むケリチョの町
ある程度お金を持った人が住むアパートに住む俺

テレビが無いのは我が家のみ
衛星放送チックなでっかいアンテナが並ぶお隣さん達

敷地内に止められている小奇麗な車たち
徒歩で通う俺

おそらく
他のご近所さんの家はホットシャワーがあるだろう

しかし、なければないで
色々と慣れてしまう人間のすごさを体感しつつ、
今から、水シャワー行ってきます!!




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2011-03-07

アスカリさん

うちのアパートのアスカリ(警備員)を紹介しようと思う。

昼間は女性の警備員で
夜間は男性の警備員である。

アスカリは基本、警棒のようなものをほぼ常時装備している。
これはスーパーの入り口に立ってるアスカリでもそう。

一応、何か起こった際に必要な武器ということだろう。

そして、うちのアパートのアスカリはアパート入口のゲートにおり、
ゲートの開閉と入退する者の確認を行っている。

最近、チェックが厳しくなったようで
車が敷地に入る際にはアスカリが毎回チェックしに来るのだが、

夜間のアスカリが装備している武器が半端ない。

それは弓矢。
必要性は全くないが、あえてスワヒリ語で言うならutaである。

生弓矢をみてはしゃいだ俺が弓を触らせてもらった後、
矢に触れようとすると

「先っぽに毒塗ってるから気をつけろよ。」との一言
もちろん触るのはあきらめた。

彼曰く、200m先まで矢を飛ばせるし、
彼自身の腕前もそれなりのものだそうだ。あくまで彼曰くだが。

しかし、敷地内の見はりとゲートの開閉が基本業務であり、
ゲートの開閉時に輩が襲ってきても
遠距離用の武器である弓矢で攻撃を仕掛ける距離に輩はいないだろう。

ましてや、
敷地は広くない。


そんなことを気にしつつも、
弓矢を見たことによる興奮は冷めず、彼が弓矢を放つ瞬間が見たくて見たくてたまらない。




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2011-03-04

井戸端会議

夕暮れ時から夜にかけてのナクルという大きな町でのこと

マタツ乗り場らへんでマタツ待ちながらぼーっとしてると、
必ずと言っていいほど寄ってくる

おっさん、にいちゃん、こどもら、娼婦。
そいつらとの井戸端会議もなぜか盛り上がる。

はじめは金くれ、おごってくれ、チャイニーズ!!
という一言から迫ってくるやつら。

グルー(シンナーのようなもの)片手に「なんかくれ」と。

俺が「挨拶なしに喋ってくるやつにやるもんはない。」と言い放つと
いつも通りのケニア式挨拶後ただの日常会話が始まる。

日本人なんか!!何でスワヒリ喋れんねん!!
髪の毛触らしてー!!ジェットリーしってるか?
トランプしようぜ!!日本語でバイバイはなんて言うねん?

などなど
序盤は煙たいやつらだが、喋ってると楽しくなってくる。

けど、グルーのにおいが臭い。
「臭いから俺と喋ってる間はやめとけ。」としか言いようがない。

案外聞きわけもよく、彼らも彼らなりにおしゃべりを楽しんでいる。
その証拠が、俺がマタツ乗ってその場を去る際にすら
物乞いせず、さっき教えた「さよなら」を言って手を振る。

大した内容の話はしてないのだが、
こちらも満足感が多少あり、また会いてぇなと思うのも事実。

なんつったらいいかわからんけど、
ちょっと外れたやつらかもしれんけど、悪い奴じゃない。

グルー、ストリートチルドレン、娼婦
そんな言葉の響きと勝手に植え付けられたイメージで
判断するのはおかしい。

完全に頭いっちゃってるやつもたまにいるけど、そいつはさておき

一時期の空腹や不満を満たすためにグルーとかに手を出しちゃったそいつらも悪いけど、
好きでストリートにいる子どもはほぼゼロに等しいやろうし、
何かしら生きてくために娼婦してるんやろうし。

彼らがそうするにいたってしまった原因・問題ってのは
はっきりと定かじゃないし、でかすぎて、結局何もできずにいる状態。

とにかくうちのボーイズがもう二度と更生学校に戻ってくることのないように
少しでも影響を与えられることが出来れば。

と思っているが、

ボーイズが戻った際にその家庭での問題により、また戻ってくる・同じことを繰り返さずにいられない状況に陥ることもあるだろうな。

と思ったり。


話が少しそれてしまったが、
普段なんやねん、絡まんといてくれ。と思うような人々と関わってみるのも
おもしろいし、色々と考えさせられると感じた待ち時間であった。




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2011-03-03

インド人のワクワクさん その後

インド人のワクワクさんが来たのは昨日の話(*最近のブログ参照)

今日は彼らがどっかの学校にバイクの後ろに乗って出かけるのを見かけた。
ケリチョの町内の距離をバイクで行くあたりがやっぱり金持ちだ。

そう思うのは歩いて通える距離の感覚がケニアに来てからずれてきたからだろうか。
毎日、片道徒歩30分かけて通勤してるからだろうか。

そんなことより
本日のSTD4のC/A(creative & art)つまり美術の授業にて
同僚が教室にあの切り絵の本とはさみと新聞を置いていったではないか。
その時間は体育とバッティングしていたためグラウンドからその光景を見る俺。

同僚は道具を渡しに来ただけで、授業はせず
あんたらやっときなさい!という感じだったが、
授業に全くいかないよりはまし。

生徒らももちろん休み時間まで大はしゃぎ。
来週の美術で切り絵しようと思っていたところ、先を越されたが。。
そんなの関係ない。
他のデザインもまだまだある。彼らと一緒にアートセンスを高めようではないか。

教頭先生!!
俺らの買った本、効果がありましたよ!!

これきっかけに
同僚の気持ちが長引くことを祈りつつ、
今から、切り絵の練習をしようと思う。




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2011-03-02

クラブメンバー

練習が始まって来週には1カ月が経過する。
来るJOCVとの交流戦に向けモチベーションが上がっているメンバーが多いのも事実。
しかし、自身の気の向くままサッカーがしたいやつがいるのも事実。

集合時間に来ず、するのか?と聞いても「今日はしない」
そんなやつに明日も来週もない。他にクラブメンバーとしてサッカーをしたいやつはたくさんいる。
うちのボーイズの中ではサッカー上位レベルの生徒だが、とりあえずメンバーから外させてもらった。

明日改めて今後どうしたいのか話し合おうと思う。
モチベーションをキープできなかったのは彼の問題かもしれないし、俺の問題なのかもしれないし。
そこを踏まえての今後を決めたいと思う。


その他のメンバーはというと
クラブ活動時の練習メニューも覚えだし、
練習前のゴミ拾いも定着、ウォームアップ時の風景もほんの少し様になってきた。

自由に考えて練習する時間あげたとき
またPKの練習してんのかい?と思って見に行くと
全員が左足でのキックの練習。(結局練習自体はPKだったが。)
何かしら向上心が見える。


おもしろくなってきてる。





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2011-03-01

インド人のワクワクさん

今日、インド人のワクワクさんが来た。
切り絵のようなものをボーイズに披露してくれ、
目を丸くして大興奮のボーイズ。

10分程度の短い時間だったが、
スポーツ以外のものの重要性を改めて感じた。

しかし、結局目的はその切り絵のHow toの書かれた本の販売。

これはインドのもんでケニアには売ってない。
1冊200ksh(約200円)のところを50Ksh(約50円)。

そんな言葉並べても
うちの生徒がそんな大金持ってるわけないやろ!!

金持ってんねんから、何冊か寄付せんかい!!
同僚が何冊か寄付してくれる?って聞いたのにあっさり拒否。
なんでやねん。シビアすぎるやろ!!


結局、教頭が学校用に買った1冊
個人的に美術の時間で使おうと思って、学校用にも残そうと思って
俺が買った2冊
計3冊の売り上げ
しかも、俺2冊分しか金はろてないのにミスって3冊くれるし。
そのおかげで、学校に1冊多く寄付出来てよかったけど。

ほれ、見てみ。あんまり売れへんやんけ!!
しかも、1冊分損してるし!!
けど、彼らは見るからに金持ってる。


そんなことはさておき、
せっかく買った本読んで覚えて、
あんだけ眼丸くして興奮してたボーイズにちゃんとHowto教えよう。

幸い、家に古新聞は腐るほどある。
あいつらの喜ぶ姿が目に浮かぶ!!
美術のアイデアがないに等しい俺にとってもありがたい。


そして、
彼らのショーのおかげで
体育の時間までに着替え・準備間に合わず
俺が遅刻。

いつも「遅れんな」と口で言うてるだけじゃ示しつかんから
罰としてボーイズとともにグラウンド1周(400mくらい)ダッシュレース参戦。+ボーイズのカウントに合わせて腕立て20回

腕立ては問題ないが、レースのほうは
結果、3位
ふがいない。。

しかも走った直後足プルプル。もちろん息切れの癒えも遅い。
それを悟られないように、すぐさま次の指示を出し、何とか回復し共にウォームアップ。

さすがにボーイズの前では言い訳せず、負けを認めたが、
「やっぱりボールがないと走る際のモチベーションが上がらない。」と
ここではいつも通りの言い訳をしておく。





Tutaonana baadaye.