2010-09-22

算数とコンパス

今日、学校に着くや否や、
同僚の先生の一人に「今から一緒に算数教えに行くわよ、単元は時計の読みだからいけるわよね!!」

「了解!とりあえずどんな雰囲気か今日は見学兼補佐をさせて!!」

そうこうしてStandard3の教室へ
はじまってみると、やはり授業はそれなりにしっかりしている。

また、授業時間の残り15分は生徒らに課題を与え、俺を監視兼サポートに残し
先生は教室を去っていった。

課題は教科書に英語で書かれている時間をノートに時計の絵で描いて答え、提出するというもの

ここの生徒たち
鉛筆は極端に短いのと普通の新しい鉛筆を一本ずつ
教科書とノートは各自1冊ずつ
消しゴムはクラスで6割くらいの人数が持っており、それを共有
ものさしも同上!!

もちろんコンパスなどなく、綺麗な円はかけない
けども、ペットボトルのふたや何かのふたを自分の机の中にしまってうまく活用している

しかしそれも人数分はなく、しかもペットボトルのふたを使ってる子は円が極端に小さい。
何人かの子どもが何か円かけるものを探しに行っていい?と授業中に聞いてくるくらい。

これでは課題もなかなか進まないし、気になったので
教室の隅にあった段ボールの切れはじで、強めの紙でできる紙コンパスをひとつ作り、
子どもたちを集め、とりあえず披露してみた。

子どもら拍手喝采!!
しかも穴の位置を変えれば、大きな円も小さな円もかける

今日は作ってる時間ないけど、
これを次の算数の時間にでも一緒に作ろうなー!!といって授業終了。

授業後にその担当の先生に
ふたとか円かく道具みんながみんな持ってないから、課題終わるのに時間かかっちゃった。。

それで、子どもらにコンパスの作り方教えてみたんだけど…
って言いながら、先生にもその段ボールコンパスを見せてみると

先生も興奮、「これはクリエイティブだわ、日本ではこれ使ってるの!?」と言って
他の先生たちに見せびらかしに行っていた。

なんで、次のStandard3の算数の時間に生徒たちとこれ一緒に作ってもいいかな!?
って聞くと、なんでNOなの??Standard4も!!と言われ即承諾。

そうして、今家に帰って、引越しの時に出たごみの一部の固めの紙や段ボールを小さく人数分切り分けてみた。
明日はこれ持ってって、先生たちとも一緒に作って
もしこれがつぶれても、そこらへんの段ボールとかでまた作れるってのを強調して、伝えてみよう♪


今日はほんの少しだけでも、先生たちの役にも立てたかなと感じることが出来た気がする。
子どもにはもちろんやけど、
自分が2年後日本に帰っても、もちろんケニアに残る先生らに自分の出来る小さなことでも伝えれるように、何か先生方に感じてもらえるように活動していかなきゃな!!




Tutaonana baadaye.

0 件のコメント:

コメントを投稿